背中の痛みは、首と腰の間に位置する「胸椎」やその周辺の筋肉、筋膜、神経にかけて生じる痛みを指します。
重い荷物を持った後や長時間同じ姿勢をとった後に発生しやすく、「ピリッとした痛み」「鈍く重たい感覚」「動かすと痛む」など、症状はさまざまです。
現代社会ではデスクワークやスマートフォンの長時間使用が増え、背中の痛みを訴える患者様が年々増加傾向にあります。
【主な原因】
① 姿勢不良(猫背・巻き肩)
背中の痛みで最も多い原因が「姿勢の崩れ」です。猫背や巻き肩になると、背骨の本来のS字カーブが崩れ、特定の筋肉に負担が集中します。特に胸椎周辺の筋肉や、肩甲骨と背骨をつなぐ筋群(菱形筋、僧帽筋中部・下部など)が過緊張状態となり、慢性的な張りや痛みを引き起こします。
② 筋肉疲労・過緊張
運動不足で筋力が落ちていると、日常の軽い動作でも筋肉に負担がかかります。また、筋トレのやりすぎや無理なフォームでの運動でも、背中の筋肉に炎症や筋膜性疼痛が発生することがあります。
③ 長時間の同一姿勢
デスクワーク・スマホ・ゲーム・車の運転など、同じ姿勢が続くことで筋肉が固まり、血流が悪化。酸素や栄養が届かず、老廃物が溜まって筋肉が硬直し、痛みを感じやすくなります。
④ ストレスや自律神経の乱れ
ストレスによって交感神経が優位になると、筋肉が無意識に緊張し、特に背中周辺に痛みが出やすくなります。精神的ストレスと背部痛は密接に関係しています。
⑤ 椎間関節や肋骨の可動性低下
胸椎は肋骨と連動して動く構造ですが、加齢や動作のクセにより可動域が低下すると、動くたびに違和感や痛みを感じるようになります。特に体をひねる・伸ばす動作で痛む場合はこのケースが多いです。
【接骨院での対策と施術アプローチ】
① 姿勢評価と矯正
まずは患者様の姿勢を評価し、猫背や巻き肩などのバランスの崩れをチェックします。その上で、骨格矯正やモビライゼーションを用いて、胸椎や肩甲骨、骨盤のアライメントを整え、痛みの原因に直接アプローチします。
② 筋緊張の緩和(手技療法・物理療法)
固まった背部の筋肉に対して、手技による筋膜リリースやトリガーポイント療法を行い、筋肉の血流を改善します。必要に応じて、干渉波・超音波・温熱などの物理療法を組み合わせ、治癒を促進します。
③ 肩甲骨と胸椎の可動域改善
肩甲骨が正しく動くことで、背中への負担は大きく軽減します。施術では肩甲骨の可動性を高める手技やストレッチ、運動指導を通じて、胸郭全体の動きやすさを改善します。
④ インナーマッスルと姿勢保持筋の強化
再発防止のため、姿勢保持に必要なインナーマッスル(脊柱起立筋・腹横筋・多裂筋など)や、肩甲骨周囲筋の強化トレーニングを行います。体幹を安定させることで、疲れにくい背中をつくることができます。
⑤ 呼吸指導・ストレスケア
呼吸が浅くなると、背中の筋肉が緊張しやすくなります。横隔膜をしっかり使った深呼吸の指導や、リラクゼーションを取り入れた施術で自律神経のバランスを整えることも有効です。
【日常でできるセルフケア】
● 姿勢の見直し
パソコンやスマホを使う際は、画面を目線の高さに保ち、背もたれによりかかって骨盤を立てた姿勢を意識しましょう。
● ストレッチ習慣
背中・肩甲骨周囲・胸のストレッチを日常的に行うことで、筋肉の柔軟性を保ち、痛みを予防できます。
● 適度な運動
ウォーキングや軽い筋トレを継続することで、筋肉と関節の健康を保ち、背中への負担を分散させます。
【まとめ】
背中の痛みは、生活習慣や姿勢、筋力の低下など、複数の要因が絡み合って起こります。
放置してしまうと、慢性的な肩こり・腰痛・頭痛・自律神経症状にもつながるため、早期の評価と対応が大切です。
当院では、痛みの出ている部位だけでなく、**「なぜそこに痛みが出ているのか?」**という原因をしっかり見極め、患者様一人ひとりに合わせた施術と運動指導を行っています。
「最近、背中が重だるい」「呼吸が浅くなった気がする」など、気になる症状がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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