今回は多くの方が訴えやすい 「腕のだるさ・違和感」 について詳しくお話しします。痛みほど強くはないものの、「なんとなく重い」「スッと動かしにくい」「力が入りにくい」といった症状は、日常生活にじわじわと支障をきたします。放置してしまう方も多いですが、体からの重要なサインであることも少なくありません。
腕のだるさ・違和感とはどんな状態?
腕のだるさとは、筋肉疲労に似た重さや張り感、違和感とは動かしたときの引っかかりや不安定さ、左右差などを指します。明確な痛みがないため「疲れているだけ」と思われがちですが、数日〜数週間続く場合は、筋肉・関節・神経のどこかに負担がかかっている可能性があります。
主な原因① 筋肉の疲労・血流不良
もっとも多い原因は、腕や肩周りの筋肉疲労です。パソコン作業やスマホ操作、家事や育児で腕を前に出す姿勢が続くと、肩・腕・前腕の筋肉が常に緊張状態になります。筋肉が硬くなると血流が悪くなり、老廃物が溜まりやすくなることで、だるさや重さを感じやすくなります。
特に、肩甲骨周りの動きが悪い方は、腕だけで動作を行ってしまい、負担が集中しやすい傾向があります。
主な原因② 首・肩の影響
腕の症状で意外と多いのが、原因が腕ではなく首や肩にあるケースです。首から腕にかけては神経がつながっており、首や肩の筋肉が硬くなったり、姿勢が崩れたりすると、神経が圧迫されやすくなります。
その結果、
・腕がだるい
・違和感が抜けない
・片側だけ症状が出る
といった状態が起こります。デスクワークが多い方、猫背や巻き肩の方に特に多く見られます。
主な原因③ 関節の動きの低下
肩関節・肘関節・手首の動きが悪くなると、スムーズな動作ができず、筋肉に余計な負担がかかります。例えば、肩関節の可動域が狭い状態で物を持ち上げると、腕の筋肉が無理に働き、だるさや違和感につながります。
四十肩・五十肩の初期段階では、強い痛みが出る前に「腕が重い」「違和感がある」といった症状から始まることもあります。
主な原因④ 神経の影響
腕のしびれや感覚の鈍さを伴う場合、神経の影響も考えられます。首や鎖骨周辺で神経が圧迫されると、腕全体に違和感が広がることがあります。冷えや血流不足によって症状が強くなる方も多く、特に冬場やエアコンの効いた環境では注意が必要です。
放置するとどうなる?
腕のだるさや違和感を放置すると、筋肉の緊張が慢性化し、肩こりや首こり、頭痛へと症状が広がることがあります。また、動かしにくさをかばうことで姿勢が崩れ、反対側の腕や腰にまで負担が及ぶこともあります。
「痛くなってから」では回復に時間がかかるため、違和感の段階でのケアが重要です。
日常生活でできる対策
・長時間同じ姿勢を避け、こまめに肩や腕を動かす
・肩甲骨を意識した体操やストレッチを取り入れる
・首や肩を冷やさないようにする
・無理な力作業を続けない
これだけでも血流が改善し、症状の軽減につながります。
接骨院でのケア
接骨院では、腕だけでなく首・肩・姿勢全体をチェックし、原因を見極めた施術を行います。筋肉の緊張を和らげ、関節の動きを改善することで、腕への負担を減らしていきます。
腕のだるさや違和感は、体からの「これ以上無理をしないで」というサインです。気になる症状が続く場合は、早めにご相談ください。