こんにちは。「突き指」と聞くと、「大したことないでしょ」「湿布しておけばそのうち治るよ」と思われがちですが、実は放置すると後遺症が残ることもあるケガなんです。特に、スポーツをしているお子さんや学生さん、部活動の指導者の方、保護者の方々にもぜひ知っておいてほしい情報です。今回は、**誰にでも起こり得るケガ「突き指(つきゆび)」**についてお話しします。
◆ 突き指とは?
突き指とは、指先に強い衝撃が加わることで、指の関節・靭帯・腱・骨などにダメージを受けるケガの総称です。バレーボール、バスケットボール、ドッジボール、野球などでよく見られますが、日常生活でも重いものをつかもうとしたときや、転倒して手をついたときにも起こることがあります。突き指とひとことで言っても、実際には次のような様々な損傷が含まれています。
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関節の捻挫(靭帯損傷)
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腱の損傷(マレットフィンガーなど)
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指の骨折(骨端線損傷や剥離骨折)
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関節の脱臼
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関節内の出血や腫脹
つまり、「ただの突き指」と侮ると、骨折や腱の断裂を見逃す可能性もあるのです。
◆ 主な症状
突き指によって起こる症状は以下のようなものがあります。
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指の腫れ
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指が曲がらない/伸びない
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内出血・あざが出る
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指を動かすと強い痛みがある
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関節が変形している
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指先がだらんと垂れてしまう(マレットフィンガー)
このような症状がある場合、靭帯や腱の損傷・骨折が疑われます。特に、指がまっすぐ伸びなくなったまま放置すると、そのまま変形が残ることもあるため、要注意です。
◆ 応急処置(RICE処置)
突き指をした直後は、次のようなRICE処置が有効です。
R:Rest(安静)
無理に動かさず、できるだけ安静にしましょう。無理に引っ張るのは絶対NGです!
I:Ice(冷却)
腫れや内出血を防ぐため、氷や冷却パックで冷やします。15~20分程度を目安に、間隔をあけて繰り返し冷却しましょう。
C:Compression(圧迫)
軽くテーピングや包帯で圧迫し、腫れを抑えます。ただし強く巻きすぎると血流を妨げるので注意が必要です。
E:Elevation(挙上)
患部を心臓より高い位置に上げることで、腫れを軽減します。
◆ よくある間違い:突き指は「引っ張って治す」?
昔から「突き指は引っ張って治す」と言われることがありますが、これは非常に危険です!突き指の中には、骨折や脱臼、腱の断裂などが含まれていることがあり、むやみに引っ張ることで状態を悪化させる可能性があります。自己判断せず、まずは専門家に状態を確認してもらうことが大切です。
◆ 接骨院での対応・施術内容
当院では、突き指に対して次のような対応を行っています。
① 状態の確認(問診・触診・可動域検査など)
まずはケガの状況や痛みの強さ、動きの制限を丁寧に確認し、骨折・靭帯損傷・腱の断裂の可能性を評価します。必要に応じて医療機関でのレントゲン検査をご案内する場合もあります。
② 急性期の処置
初期は、アイシングや圧迫・固定など、腫れや内出血を抑える処置を行います。炎症を抑えるためのハイボルト療法や超音波療法も取り入れています。
③ 固定処置
関節や腱・靭帯の保護のために、テーピングやアルフェンス固定などを用いて適切な固定処置を行います。固定期間はケガの程度によって異なります。
④ 回復期のリハビリ
痛みや腫れが落ち着いたら、関節の可動域や筋力を回復させるためのリハビリを行います。無理なく、かつしっかりと元の動きを取り戻すための個別メニューをご提案します。
⑤ 再発予防のアドバイス
スポーツ復帰前には、再発予防のためのテーピング指導や使い方の指導も行っています。
◆ 放置するとどうなる?〜突き指の後遺症〜
突き指を放置してしまうと、以下のような後遺症が残ることがあります。
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指が曲がったまま戻らない(変形)
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指が伸びなくなる(マレットフィンガー)
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関節が不安定になる(靭帯損傷後のぐらつき)
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痛みや腫れが長引く
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力が入りづらくなる
これらは、適切な処置やリハビリを怠ったことで起こるケースが多く見られます。
指はとても繊細で重要な部位です。後悔しないためにも、早めの対応を心がけましょう。
◆ 突き指の予防法
突き指は、完全には防ぐことが難しいケガですが、日頃の予防でリスクを減らすことはできます。
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指先のストレッチやウォーミングアップ
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正しいボールの扱い方(指を立てない・キャッチの基本)
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テーピングによるサポート
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使いすぎの回避、休息の確保
また、一度突き指をした指は再発しやすいため、適切なリハビリや保護を怠らないことが大切です。
◆ 最後に
「突き指くらい…」と思ってしまうお気持ちはわかります。
しかし、たかが突き指、されど突き指。正しい知識と対応が、回復を早め、後遺症を防ぎます。当院では、スポーツ外傷や日常生活での突き指に対して、専門的な知識と技術でしっかりサポートいたします。
お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください!
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