歩くたびに足の裏が痛い、朝起きて立ち上がるときにズキッと痛む――そんな症状にお悩みではありませんか？
足の裏の痛みは、日常生活での負担や姿勢の乱れなど、さまざまな原因によって起こります。放置すると歩行に支障をきたすこともあるため、早めのケアが大切です。

代表的な原因のひとつが**「足底筋膜炎」**です。足の裏には、かかとから指の付け根まで伸びる「足底筋膜」という膜状の組織があります。長時間の立ち仕事や歩行、クッション性の低い靴を履き続けることでこの膜に炎症が起こり、かかとや土踏まずに痛みを感じます。特に朝の一歩目で強い痛みを感じるのが特徴です。

次に多いのが、足のアーチ構造の崩れによる痛みです。扁平足やハイアーチ（甲の高い足）の方は、足裏にかかる衝撃が偏りやすく、筋肉や靭帯に負担がかかります。また、体のバランスが崩れることで、膝や腰の痛みを引き起こすこともあります。

さらに、ふくらはぎや足首の筋肉の硬さも原因となります。これらの筋肉が硬くなると、足裏への牽引が強くなり、炎症や痛みを悪化させてしまいます。

改善のためには、まず原因を見極めることが重要です。当院では、姿勢や歩行バランスを分析し、足裏の負担がどこにかかっているかをチェックします。その上で、筋肉の緊張をほぐす施術や、骨格の歪みを整える矯正、ストレッチ指導などを行い、根本からの改善を目指します。

ご自宅では、足裏をゴルフボールで軽く転がしたり、ふくらはぎを伸ばすストレッチを行うと効果的です。ただし、痛みが強い場合は無理をせず、専門家の施術を受けることをおすすめします。

足の裏は、体を支える大切な土台です。痛みを我慢せず、早めのケアで健康な歩行を取り戻しましょう。